近江商人の街・五個荘

■ 近江商人博物館

近江商人を知る第一歩。
映像やジオラマを用いて、地域の歴史、近江商人の商法や家訓、その暮らしや文化、教育などさまざまな角度から、展示紹介している。

■ 観峰館（かんぽうかん）

「書道文化と世界を学ぶ博物館」をテーマとして中国書画家の作品や日本の書画、和本類など書の文化を理解する上で非常に貴重なものを展示。

■ 近江商人屋敷 中江準五郎邸

昭和初期、朝鮮半島や中国で三中井百貨店を築いた中江家の末弟の準五郎の本宅。屋敷は2階建ての切妻瓦葺きで庭は池泉回遊式となっている。

■ 近江商人屋敷 外村繁邸

明治28年(1895)、四代目外村宇兵衛の妹みわに婿養子吉太郎(1868-1953)を迎えて分家したのが始まり。東京日本橋と高田馬場に呉服木綿問屋を開き、活躍した。吉太郎の三男は、私小説家として知られる外村繁(1902-1961)。

■ 近江商人屋敷 藤井彦四郎邸

藤井彦四郎(1876-1956)は、近江商人の三代目藤井善助の次男として生まれ、後に分家して藤井糸店を創業。当時、珍しかった人造絹糸や「小町糸」の発売、「スキー毛糸」の製造販売など時代を敏感にとらえて、一代で成功した。

■ 石馬寺（いしばじ）

別名「馬の寺」とも呼ばれる古刹。聖徳太子が松に馬をつないで山へ登り、戻ってみると馬が池に沈み石になっていたという伝説に由来する。境内には本堂や大佛宝殿などが立ち、大佛宝殿には役行者腰掛像十一面観音立像や大威徳明王像など（重要文化財）が１１躰安置されている