耐震について
耐震性を高めるために
その1 通し柱は使いません
通し柱と言えば昔ながらの大黒柱を思い浮かべる方も多いと思いますが、最近の通し柱の断面寸法は3.5寸(105㎜角)や4寸(120㎜角)が主流です。
柱が細くなるほど梁や胴差しなどを差し込むほぞによって断面が細くなり、構造部材の強度が弱くなります。当社では通し柱を使わず、梁を優先して、梁から柱が抜けないように金物で補強する梁勝ち工法を採用しています。
その2 耐力壁は構造用面材で
熊本地震で、2000年以降の新耐震基準で建てられた木造住宅が倒壊するという現象が見られました。
筋かいが破断したり金物から抜けるという被害が顕著で、大地震において筋かいでは倒壊を防ぎきれないと考えます。
当社では筋かいは使わず、力を面全体に分散できる構造用面材を耐力壁に使用しています。
構造用面材を使用した外壁耐力壁
その3 屋根は軽く
重い屋根は、柱や基礎部分に負荷がかかります。
地震で揺れると遠心力が働くため、動くものが重いほど大きく揺れてしまいます。
耐震性能を考慮し、軽くて丈夫なガルバリウム鋼板製の屋根をお勧めしています。
基礎について
ベタ基礎一体打ち工法を採用しています。ベースと立ち上がり部分に打ち継ぎがないため構造的に強くなります。
構造上、シロアリが侵入する隙間もできにくくなります。
打ち継ぎなしの基礎
打ち継ぎありの基礎
滋賀県では昭和56年6月以前に建築着工した木造住宅は無料で耐震診断を受けることができます。
詳しくは滋賀県のホームページ▶をご覧ください。
補助制度紹介パンフレット「これで安心!」あなたの住まいの地震対策!」内に、当社の耐震改修補強事例が掲載されています。
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