コラム
2026.07.10
エアコン・蛍光灯の2027年問題
「暮らしの家電」が大きく変わります
ニュースやSNSなどで最近よく耳にする「2027年問題」。
2027年は、私たちの暮らしに身近な2つの家電”エアコン“と”蛍光灯(照明)“に関する規制が開始、本格適用される年となります。
エアコン2027年問題

安価なモデルが買えなくなる⁉
まず1つ目の2027年問題が、エアコンの「省エネ基準」の大幅な引き上げです。
経済産業省の新しい方針により、2027年4月以降、非常に厳しい省エネ基準がエアコンに適用されます。
これにより、これまで市場に多く出回っていた「価格は安いけれど、電気代がやや高めになるシンプルモデル」が、国の基準をクリアできなくなり、製造・販売できなくなる可能性が高まっています。
高性能モデルが主流になるため、エアコンの「最低購入価格」が大幅に上がると予想されています。
なお、販売店が在庫として持っているものの販売は2027年以降も可能です。
また、今までの基準のエアコンが2027年以降に使えなくなるという訳ではありません。
今後はどうなる
「あまり使わない部屋だから、一番安いので」という選び方が、2027年以降は難しくなるかもしれません。
もし10年近く使っているエアコンがあるなら、選択肢が豊富で駆け込み需要が本格化する前の「今」のうちに、計画的な買い替えを検討するのも一案です。
一方で、新基準エアコンは本体価格が高額ですが、省エネ効果が大きく光熱費の削減が期待できます。
本体価格だけで判断せずに、総合的に判断して製品を選ばれることをおすすめします。
蛍光灯2027年問題

「蛍光灯の製造」が完全終了へ
エアコンと並んで私たちに大きく影響するのが、照明の「蛍光灯2027年問題」です。
国際条約(水銀に関する水俣条約)に基づき、2027年末までに、すべての一般照明用蛍光灯(直管形蛍光ランプなど)の製造と輸出入が禁止されることが決まりました。
すでに電球型の蛍光灯などは製造が終了していますが、2027年にはオフィスや学校、家庭のリビングやキッチンで長く使われてきた「直管形」や「丸形」の蛍光灯もすべて作られなくなり、今後は在庫限りの流通となります。
今後はどうなる
2027年に向けて蛍光灯の在庫が減り、手に入りにくくなったり、価格が上がったりします。
蛍光灯の照明器具が壊れた時には、LED対応の照明器具への交換を行う必要があります。
既存の蛍光灯の器具にそのまま付けられるLED電球もありますが、器具ごとの交換が必要なものも少なくはありません。
火災や故障の原因になることがありますので、自己判断せずに電気工事士の資格を持つ専門家にご相談ください。
基本的には「器具ごとのLED化」をおすすめしています。
2027年問題の本当の課題
ここまで読むと「家電にお金がかかるなぁ…」とため息が出てしまいますね。
しかし、これらはすべて、日本が目指す、地球環境を守るための変化でもあります。
そして、私たちがお伝えしたいのは、「どれだけエアコンの性能を上げても、おうち自体の断熱性が低ければ、電気代は安くならない」ということです。
家全体の「断熱性能」や「気密性能」を高めれば、最新の省エネエアコンが持つ本来の力を発揮できるようになります。
少ない電力で、夏は涼しく、冬は暖かい家が実現するのです。
「住まいの省エネ化」を
2027年問題は、「我が家の省エネ性能を見直す絶好のチャンス」です。
新築をお考えの方はもちろん、「そろそろリフォームを」「エアコンや照明を新しくしたい」という方は、ぜひお家全体の快適性と電気代のバランスを考えてみてください。
「我が家のエアコン、そろそろ寿命かも」「リビングの照明をLEDに変えたい」「少ない電力で快適に暮らしたい」などお考えの方は、ぜひご相談ください。
エアコンの買い替えアドバイスから、断熱リフォームのご相談まで幅広く承っています。
どうぞお気軽にお問い合わせくださいね。
省エネ家電への買い替えを支援
省エネ家電への買い替えを支援する補助金を用意している市町村もあります。
例えば、東近江市では令和8年度「東近江市省エネ家電購入促進事業」を実施しています。
【対象となる省エネ家電】
①省エネ性能 ★4.0以上の エアコン・冷蔵庫・冷凍庫
②LED照明器具・電球
申請受付は令和9年3月5日まで(申請額が予算額に達した時点で終了します)。
詳細はお問い合わせください。
補助金を上手に使って、お得に家電の省エネルギー化を図ることをおすすめします。
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