コラム

家づくり

2024.10.03

キッチンのレイアウトについて

キッチンでの作業には洗う・切る・加熱するなど様々な工程があります。

一連の流れをスムーズにこなすにはレイアウトが重要となります

キッチンのレイアウトの種類や選び方のポイントについてご紹介します。

キッチンレイアウトの種類

対面キッチン

リビングやダイニングが見渡せる位置に作業スペースを設置したキッチンです開放的で、リビング・ダイニングにいる人とコミュニケーションがとりやすいレイアウトです。

壁付けキッチン

キッチンを壁面に配置したレイアウトです。作業しながらのコミュニケーションは取りづらいですが、集中して調理を行うことができます。

主なレイアウト

I型キッチン

シンクとコンロが一直線に並び、1列で完結しているキッチンです。
狭いスペースでも設置することができます。
間口が広いと作業動線が大きくなるというデメリットがあります。

Ⅱ型キッチン

Ⅱ型キッチンはカウンターが2列に分かれたキッチンです。
シンクとコンロが別々のカウンターにあるセパレートタイプの他に、I型キッチンの背面に配膳カウンターを設置したものがあります。
作業スペースが広く収納場所も多く取れますが、広い設置スペースが必要です。

アイランドキッチン

アイランドは英語で「島」を意味します。
全辺に壁がなく独立しています。
開放感があり、複数人での調理にも適しています。
キッチンが丸見えになりやすいというデメリットがあります。

理想的なレイアウトの見つけ方

ライフスタイルから考える

調理しながら家族とコミニケションを取りたい、作業に集中したい、来客が多く大人数で作業したいなど、どのようなライフスタイルを送りたいのかによって、理想的なレイアウトは異なります。
ライフステージによって優先順位が変化していくことも少なくはありません。

ワークトライアングルから考える

レイアウトを考える上で重要な作業動線。
シンク・コンロ・冷蔵庫の三点を結ぶワークトライアングル(三角形)の距離に配慮する必要があります。
距離が大きすぎると移動が多くなり、小さすぎるとスペースに余裕がなくなり作業しにくくなります。

それぞれのレイアウトの特徴を把握し、ご自身に合ったものを選ぶことで、キッチンはより使いやすいものになります。
キッチンでの作業がより楽しいものになりますように。

2024.09.09

外出や帰宅をスムーズに ~玄関回りの工夫~

毎日の生活で避けては通れない家事。
住まいに工夫をすることで、時間短縮を図ったり苦手な作業を省くことができます。
今回は外出時や帰宅時のストレスを軽減する玄関回りの工夫についてご紹介します。

玄関回りの工夫 実例

大きめの玄関庇で雨の日も安心

雨の日でも濡れることなく出入りできるように、玄関庇を大きめに設けました。
玄関と駐車スペースを隣接させると更にお出掛けが便利になります。

汚れを気にせず収納できる土間スペース

靴を履いたまま利用できる土間収納は園芸用品など外で使うものを置くのに便利です。
ハンガーパイプには上着だけでなく、雑貨などをハンギングしてインテリアに活用することもできます。

帰宅後すぐに手洗いできる間取りの工夫

玄関を入ってすぐの場所に洗面化粧台を設置しました。
帰宅後すぐに手洗いができ、来客時にも気兼ねなく使ってもらうことができます。

家の印象や使い勝手を大きく左右する玄関回り。
上記の実例以外にも、バリアフリー化防犯性への配慮、床材や壁材などの内装材の工夫など、配慮するべきポイントはたくさんあります。
まずは現状の不満を解消するところから始めてみることをおすすめします。

2024.08.27

ショールームの上手な活用方法

住宅設備や建材などを選ぶ際には、各メーカーのショールームを上手く活用したいものです。
家づくりの計画がある人も、まだ具体的には決まっていない人も、段階に応じた活用の仕方をご紹介します。

計画が具体化していない段階の場合

近年のショールームは単なる商品の展示の場としてだけでなく、暮らしそのものを提案する場としての役割も担っています。
計画が具体的に進んでいない検討段階でも、新しい暮らしへのイメージを膨らます場として利用してみてはいかがでしょうか。

トータルコーディネートされた空間でトレンドを実感し、好みのテイストを見つける楽しみもあります。
暮らしの不満を解決することができる、最新の機器に出会えることがあるかもしれません。

家づくりのプランが決まっている場合

家づくりのプランが決まっていて商品を選択する段階においては、効率よく見学するための準備が必要です。
図面やたたき台のプランがある場合には持参し、実際に現場に取り付けることが可能なのかどうか確認してもらうようにしましょう。
スケールや現場写真を用意すると、さらに詳細な確認ができます。
こだわりや希望がある場合はリストアップして見学時に伝えておくと、必要のない商品まで案内してもらう手間が省けます。

実物を見てしまうと、よりグレードの高い商品を選んでしまい、当初の予算をオーバーしてしまうということはよくあることです。
家族で事前に話し合って、優先順位を決めておくことをおすすめします。

一日で何社かのメーカーを回る場合には、2社程度にとどめておくことが無難です。
一通りの商品を見るだけでも1~2時間は掛かり、思いのほか疲れてしまうことが多いようです。

見学時に気を付けること

休館日や混雑していてゆっくりと見学できない日時もあるので、見学時には予約をしてから訪問するようにします。
自由に見学したい場合には、その旨を伝えておくとよいでしょう。

靴を脱いで肌触りを体感できるスペースがある場合もありますので、脱ぎ履きがしやすい靴を履いていかれることをおすすめします。

見学するたびに新しい発見がありワクワクさせてくれるショールーム。
リフォームや新築の予定がある人もそうでない人も、気軽に訪れてよりよい住まいづくりの参考にしてみてはいかがでしょうか。

2024.07.26

お風呂を快適にするために

カビがすぐに生えてきてお掃除が大変、冬は寒くて長居できないなど、お風呂場に不満をお持ちの方は少なくはありません。不満を解消し、快適なお風呂を作るために着目するべきポイントについてご紹介します。

メーカーごとの特徴を把握する

様々なメーカーが特徴のある商品を用意しています。
例えば・・・

・TOTOの「ほっカラリ床」はクッション性があり滑りにくく、断熱性にも優れている

・Panasonicのお風呂は家電メーカーならではの美容に役立つ「酵素美泡湯」やエステケアシャワーなどを選べるのが人気
保温性に優れたホーロー素材が使われたタカラスタンダード製のお風呂も根強い人気    
などなど

お掃除がしやすい素材や形状も重要な要素です。
色や柄、素材などのデザインも自分好みのものを選びたいものですね。

各メーカーのショールームには、最新の機器やトレンドを捉えたデザインの商品が展示されています。
実際に触れたり質感を体感された上で、今の悩みを解消できる商品を選択されることをおすすめします。

コラム「ショールームの上手な活用方法」もぜひご参考になさってください。

①20太田木目
②DSC08094木濃い色
④DPP_5458出物干し

浴室上部開口のすすめ

断熱・気密性能に自信がある当社ならではのご提案として、浴室と脱衣室の間の上部開口をおすすめしています。
湿気を浴室内に閉じ込めることなくカビの発生を防ぎ、夏場は浴室内の暑さを軽減、冬場は室内の加湿対策にもなります。
もちろん開口することに抵抗のある方は、開口なしをお選びいただくことも可能です。

エアコンを上手に取り入れる

浴室や脱衣室の空気環境を整えるために、エアコンを取り入れることをおすすめします。
脱衣室内にエアコンを設置することで、適切な温湿度で脱衣ができ、ヒートショックの予防になります。
浴室上部を開口した場合、浴室内部にエアコンを設置するという選択肢もあります。
エアコンの
使用で湿気を軽減しカビの発生を抑える効果も期待できます。

①_MG_7900

快適なお風呂を作るためには、浴室や脱衣室の空気環境を整えることが重要です。
気密・断熱工事で室内の空気環境を整えたり、エアコンや浴室暖房乾燥機などの機器を利用されることをおすすめします。

2024.07.18

自分好みのトイレスペースを作るには

トイレは狭い空間であるため、一つ一つのアイテム選びによって雰囲気が大きく変わります。
自分好みのスペースにしたいけれどどうすればよいのかわからないという方は、まずは施工事例を参考にお気に入りのアイテムを見つける所から始めてみてはいかがでしょうか。

壁材選び

空間の印象を左右する壁材は選択肢が多く、自分好みのものを選ぶ楽しさがあります。
色や柄が豊富なクロス貼りにする場合には、個性的なデザインで冒険してみるのもよいかもしれません。

一面だけ違う柄を貼るアクセントクロスも人気です。
板やサニタリーパネルを貼ったり、部分的に異なる素材を組み合わせるという方法もあります。

②DSC08160木
③52太田
⑤IMG_5588

床材選び

床材は掃除のしやすい素材を選ぶとよいでしょう。
水拭きが可能で色柄が豊富なフロアタイルや防水仕上げのフローリングが人気です。

⑥DSC00156
⑦DSC09012中
⑧19古

設備機器・小物選び

便器本体も機能やデザインをよく吟味するようにしましょう。
メーカーによって特徴が異なるので、カタログやショールームを利用し比較検討することをおすすめします。
便座の機能や洗浄方法、掃除のしやすさなど選択肢が多いので、プロの意見も参考にしながら選ぶとよいでしょう。

コラム「ショールームの上手な活用方法」もぜひご参考になさってください。

ペーパーホルダーや収納、手洗い器、照明などの小物選びもぜひお楽しみください。

2024.06.28

畳を暮らしに取り入れてみませんか

近年、畳のある和室は減少傾向にある一方、根強い人気で畳にこだわったリフォームを希望される方も少なくはありません。

国産い草の畳表

外国産のい草を使った畳表が多い中、厳しい検査を受けて品質が保証された国産の畳表にこだわる方も。
中でも熊本県産は全国のい草の生産量のうちの90%を占めており、当社のお客様でも採用される方が多いです。

リビングに畳コーナー

リビングの一角に畳コーナーを設けるリノベーションも人気です。
小上がりの畳コーナーはベンチ替わりにもなります。
くつろぎスペースとしてだけでなく、ちょっとした作業を行う場としても大活躍です。

琉球畳でモダンに

半畳サイズの畳を市松模様に敷いた琉球畳は、モダンな印象です。
和に振り切るもよし、和洋折衷もよし。使い方次第でオリジナリティあふれる空間を作り出すことが可能です。

2024.06.28

玄関ドア事例集

外観のイメージを大きく左右する玄関ドア。

オリジナルで作成する方法もありますが、当社では気密・断熱性能の高い既製品を選ばれるケースが多いです。
既製品とはいえデザインやカラーバリエーションは豊富で、組み合わせにより自分好みのものを選ぶことができます。

防犯や操作性に配慮した電気錠や通風が出来るものなど、便利な機能もたくさん用意されています。

機能もデザインも諦めずに。自分らしい一枚を選んでくださいね。

2024.06.07

洗濯を楽にするランドリースペース

毎日の生活で避けては通れない家事。
住まいに工夫をすることで、時間短縮を図ったり苦手な作業を省くことができます。
洗濯が楽になる工夫について実例と共にご紹介します。

洗濯を楽にするランドリースペースの実例

洗う→干す→畳むを一部屋で

洗濯機の設置場所に物干しバーと作業台を設け、洗濯にかかわる作業を一部屋で完結
洗濯物の移動距離を少なくします。

干す場所の工夫で乾燥時間を短縮

吹き抜け部分をすのこ状の床にすることで、上昇気流を利用し洗濯物を早く乾かします。
日光の力も上手に取り入れます。

便利な機器の導入

エアコン洗濯乾燥機浴室暖房乾燥機などの力を借りるのもおすすめです。
外干しの手間を省き天気が悪い日でも安心です。

暖房乾燥換気扇a

洗濯の効率化を図るには、洗う→干す→取り入れるという流れをスムーズに行う必要があります。
また、日中あまり家におられない場合には、室内の適切な場所の物干しスペースを設けることをおすすめします。

2024.03.04

無垢フローリング材の種類と特徴

無垢のフローリングは木材の一枚板を使って作られた床材の一種です。
木の温かみを感じることができる無垢のフローリングは人気が高く、当社でも取り入れる方が多いです。 

無垢フローリングの特徴

①木の香りや温かみを感じることができる
②木目や色合いが自然で落ち着いた雰囲気を与える
③時間が経つことで色合いが変化して経年変化を楽しめる
④調湿作用

一方、複数の木材の薄い層からなる合板フローリングは安定性があり、比較的安価という長所があります。
好みや予算、用途に応じて選ぶとよいでしょう。

無垢のフローリングは使用される木材により特徴があります。
主に使われる木材の種類と特徴を当社の施工例と共にご紹介します。
床材を選ばれる際の参考になさってください。

杉の無垢材

柔らかく弾力性に優れ、加工性がよいのが特徴です。
独特の香りを好む方も少なくはありません。

古川邸リビング松

松の無垢材

幅広く使われています。
写真は国産のカラ松を使用していますが、レッドパインやラジアータパインなど種類が豊富でそれぞれ木目の特徴が異なります。

サクラの無垢材

木目がやさしくピンクの色味が特徴です。
比較的赤身の強いものから白っぽいものなど様々な色合いがあります。

コラムDSC00079

カバの無垢材

キメ細かい木目で美しい木肌が特徴です。
傷や水に強く頑丈で、適度な硬さが足や腰に負担が掛かりにくいと言われています。

2024.02.06

住まいを長持ちさせるには

 国土交通省の資料によると、取り壊される住宅の平均築後経過年数は、日本では平均約30年で、イギリスの約77年、アメリカの約55年と比べると短い期間であることがわかります。

環境に対する社会の関心が高まってきた近年、日本においても建物をできるだけ長く使おうという「ストック型」へと移行してきています。
住まいを長持ちさせるための3つのポイントを紹介します。

住まいを長持ちさせるための3つのポイント

①定期的な点検
新築時より10年を経過する住宅は経年劣化が起こっている可能性があります。
劣化状況をチェックするための点検を実施しましょう。

②適切なメンテナンス
点検の結果、不具合があった場合には必ず早めにメンテナンス工事を行います。
早期に発見し、補修を行うことで被害の拡大を防ぎます。

③記録の保管
新築・リノベーション時の図面や仕様書などは保管しておくようにしましょう。
点検やメンテナンスを行う際の重要な情報となります。

住まいの点検について

まずは住宅のプロによる点検を行い、メンテナンスが必要かどうかを判断します。

主要な点検箇所

外部
・外壁(壁材・サッシ廻りや目地のシーリング材)
・屋根(屋根材の劣化・破損)
・板金(雨どい・棟板金など)
・排水桝(詰まりや破損の有無)など

内部
・シロアリ点検
・蛇口・シャワーホース・給水管の不具合・水漏れ
・設備機器(温水暖房便座・給湯器・浴室乾燥機)など

雨どいや排水桝、給排水管のつまりは、汚れや落ち葉などが原因の場合もあります。こまめなお掃除で予防しましょう。

水漏れは気付かずに放置しておくと、周囲の床材や壁材などを傷めることがあります。少しでも異常を感じたら点検をご依頼ください。

メンテナンスについて

メンテナンス時期は使用材料や立地条件などによって異なりますが、おおよその目安をご紹介します。

屋根

屋根材の種類によって耐用年数は異なりますが、築10年を過ぎた辺りからメンテナンスが必要になるケースが増えます
日頃から屋根材の変色やヒビ・剥がれなどを目視し、劣化状況をチェックしましょう。
雨どいのズレやゆがみ・剥がれがないかも確認します。

外壁

外壁のメンテナンスは10年程度が目安となります。地震などによるひび割れが起きている場合には、築年数にかかわらず補修が必要です。
メンテナンス方法としては、塗装や張り替え、カバー工法などがあります。

サッシ廻りや外壁材の目地のシーリング材も徐々に劣化するので点検・補修を行います。

メンテナンス方法や費用については点検時にご相談ください。

お引渡しから約13年、外部全体の塗装、サイディングの目地、サッシ廻りのコーキングの打ち替えを行いました。
長く住み継いでいただくための大切な工事です。

住まいの劣化を早める雨漏りについて

住宅の不具合の中で特に重大な項目が雨漏りです。

雨漏りが発生すると

破損や亀裂から雨水が侵入し、柱や垂木などの木材が腐食し始めます。

②木材の腐食により壁内や床下などでシロアリやカビなどが発生することがあります。
シロアリにより木材が食害を受けたり、カビを餌とするダニの健康被害を受けることも。

③構造部分の木材の被害が進むことで、住宅に必要な耐震性能が満たされなくなり、大掛かりな改修が必要となる場合も出てきます。

雨漏りが発生しやすい注意すべき部位

①屋根
屋根自体の劣化だけでなく、谷樋やルーフィングの経年劣化が原因で天井裏に雨水が侵入することもあります。

②ベランダ
笠木のヒビや浮きから雨水が侵入し、梁や柱を腐らせます。

③外壁
塗膜の劣化や地震によるひび割れで防水機能が低下。雨水の侵入により、壁内部の木部を腐らせます。

④窓
外壁と窓枠との間のシーリング材の劣化により、雨水が侵入し壁内部の木部を腐らせます。

瑕疵保険について

瑕疵とは「通常あるべき品質や性能を有しないこと」をいい、住宅においては住宅が備えるべき通常の機能、または契約で定められた機能が果たせないような欠陥・不具合をいいます。

雨漏りの主な3つの要因としては

①メンテナンス不足による経年劣化

②台風などの自然災害

③瑕疵

が挙げられますが、このうち瑕疵については新築の引き渡し後10年間は、瑕疵担保責任により住宅事業者が補修することが義務となっています。

当社では新築時に住宅あんしん保証の新築住宅瑕疵保険に加入していただいています。

住宅あんしん保証が作成したリーフレット「雨漏り被害は早期発見が肝!」には、大切なお住まいを雨漏り被害から救うための情報が掲載されています。
ご覧になりたい方がおられましたら、当社まで
お問いわせください。

雨漏れ被害は早期発見が肝

2023.12.18

内窓設置のメリット・デメリット

内窓とは

既存の窓の内側に設置する新しい窓のことを言います。
窓が二つ設置されたようになりサッシ枠も二つになります。
比較的短時間で取り付けることが可能で、リフォーム工事で多く採用されています。

内窓の設置は国による住宅省エネキャンペーン補助金の対象となっており、近年注目が高まっています。
内窓設置のメリット・デメリットについてご紹介します。

内窓を設置するメリット

1 断熱性が高くなる
2 防音性が高くなる
3 結露しにくくなる
4 防犯性が高くなる

内窓を設置すると既存の窓との間に空気層ができ、断熱性が高まります。
サッシ部分には熱が伝わりにくい樹脂を使用していることが多く、外気温が室内に伝わることを軽減してくれます。
また、気密性能が高まり防音効果もあります。
外気によって冷やされた空気と室内の暖かい空気が分かれることで室内側の窓の結露を防ぐ効果も期待できます。
窓が二重になることで犯罪者にとっては侵入しづらくなり、防犯性が高くなることもメリットの一つです。

内窓を設置するデメリット

1 価格が高い
2 開閉が大変になる
3 掃除に手間が掛かるようになる

かつて内窓に使われていたガラスは一枚物と言われる単層ガラスが主流でしたが、近年はペアガラス(複層ガラス)が多くなっており、それに伴い価格も高額になってきています。
また、開閉や掃除の際には手間が2倍になるというデメリットがあります。

しかし、これらのデメリットを踏まえても内窓を設置することによるメリットは大きく、当社では比較的手軽にできる省エネリフォームとして内窓の設置をおすすめしています。

国は熱損失が大きい窓の断熱性能を高めることで、冷暖房の使用を減らし住宅の省エネルギー性能を高めることを推進しています。
先日発表された「住宅省エネ2024キャンペーン」においても、内窓設置が補助金の対象となっております。
補助金を上手に利用して、お得に内窓を設置してみてはいかがでしょうか。

補助金情報「住宅省エネ2024キャンペーン」はこちら▶

2023.12.08

ガルバリウム鋼板を外壁に使うメリット

ガルバリウム鋼板は金属素材の一種です。
屋根材や外壁材として様々な商品が販売されており、当社においても近年、採用する方が増えています。

ガルバリウム鋼板の特徴と外壁に使用するメリットについてご紹介します。

ガルバリウム鋼板の特徴

金属鋼板を亜鉛とアルミニウムとシリコンでメッキしたものをガルバリウム鋼板と言います

アルミニウムの持つ耐久性・耐熱性と亜鉛の犠牲防食作用を合わせ持つため、さびにくく耐久性に優れています。
また、軽量で地震の際の負荷が少なく耐震性に優れています。
シャープでスタイリッシュなデザインを好んで採用される方も少なくはありません。

ガルバリウム鋼板を外壁に使うメリット

①金属素材でありながらさびにくい
②薄くて軽量なので扱いやすく耐震性に優れている
③カラーバリエーションが豊富
④耐久年数が長い

デメリットとしては窯業系サイディングと比べるとデザインの選択肢が少ないことが挙げられます。
部分的にガルバリウム鋼板を使用して窯業系サイディングや木製の素材との組み合わせを楽しむのもよいかもしれません。
鉄道がある地域や沿岸部などでは錆が出やすいため、使用に注意が必要です。

2023.10.12

解体・改修工事の際の石綿(アスベスト)事前調査について

石綿(アスベスト)の繊維は吸入するとじん肺、肺がん、中皮腫などの原因となる可能性があるため、平成18年(2006年)からは輸入、製造、使用などが禁止されています。

禁止される以前に着工した建築物等には石綿が使われている可能性があり、解体・改修工事を行う際には、石綿含有の有無の事前調査が必要です。
また、一定以上の建築物や工作物の場合には、調査結果の報告が義務付けられています。

報告対象となる工事(建築物の場合)

①解体部分の床面積の合計が80㎡以上の建築物の解体工事

②請負金額が税込み100万円以上の建築物の改修工事

石綿等が使用されている建築物等の解体等、封じ込め、囲い込み作業は発じんの度合いにより、3種類のレベルに分けられます。レベル1・2の除去作業等を行う場合には、各法令に従った届け出が必要です

レベル1 石綿含有吹付け材

レベル2 石綿含有保温材・耐火被覆材・断熱材

レベル3 その他の石綿含有建材(壁・天井の内装材やビニル床シート、外壁材など)

石綿に関する情報は「石綿総合情報ポータルサイト」をご覧ください。

当社には建築物石綿含有建材調査者の有資格者がおり、石綿含有の事前調査・調査結果の報告を行っております。工事の際には必要に応じてご案内させていただきます。
調査費用は工事の内容により異なりますのでご相談ください。

2022.11.25

建替えvsリノベーション

 古くなった住宅を新築に建替えるのかリノベーションするのかで迷われる方は多いと思います。
 どちらがよいのかを判断する際の参考に、それそれのメリット・デメリットを紹介します。


リノベーションとは

既存の建物に大規模な工事を行うことで、住まいの性能を向上させたり価値を高めることを言います。

メリット

建替えのメリット

1.間取りが自由でライフスタイルに合わせた計画が可能
2.ローンや保険審査に通りやすい
3.耐震性や省エネ性能が高くなる

リノベーションのメリット

1.愛着のある建物を壊さなくてもよい
2.税金面の負担が軽減できる
3.予算に合わせて内容を選択できる

新しく建替える場合は一からのスタートで家づくりの自由度が非常に高いことが大きなメリットです。また、現行の建築基準法に沿って建てるので、ローンや保険審査に比較的通りやすく、より性能の高い家を建てることができます。

一方、リノベーションの場合、
思い入れのある家を完全には壊してはしまわずに、味わいのある材料を残すことが可能です。また、建築確認申請を行わなければ基本的に固定資産税はもとのままで、その他不動産取得税や都市計画税などの税金が軽減できます。予算に合わせてリノベーションの内容を選択できるのもメリットです。


デメリット

建替えのデメリット

1.解体費用がかかり総費用が高額になる
2.各種税金が高額になる
3.工事期間が長い

リノベーションのデメリット

1.既存住宅の構造によっては間取りに自由が利かない
2.   
構造補強を含めると新築より高額になるケースもある
3.基礎などの主要構造物を替えない場合強度に不安が残る

建替えのデメリットは解体費用がかかることです。また、不動産取得税や固定資産税などの税金がリノベーションと比べて高額になる場合が多くなります。一からの工事で工事期間が長くなり、仮住まいにかかる費用も考慮する必要があります。

リノベーションの場合は既存住宅の構造によって制約があり、間取りなどが自由にならないことがあります。また、現状によっては補強に手間がかかり費用が高額になるケースもあります。予算の都合で主要構造物を替えない場合には、強度や性能に不安が残ることもデメリットです。


建替えとリノベーションのどちらがよいのかは
一概には言えず、悩まれる方も非常に多いです。当社では現状の建物の状態やご家族の事情などを考慮して、ご自身に合った選択をしていただくお手伝いをしています。

当社の施工事例もぜひ参考にしてみてください。↓

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