N邸(近江八幡市)リフォームの内覧
3月はじめ、まだまだ冷え込みの厳しかったころ、解体工事から始まりました。大規模改修のため、解体、基礎工事にも期間を要し、実際の大工工事に取り掛かるころには、暖かな春に季節は移っていました。
外観は、古民家調に仕上がりました。新たに、増設した玄関の庇は、思い切り大きく張り出すように設計しました。正面の格子は、弊社の棟梁が心をこめて施工しました。
玄関は、段差を低めにし、木の温もりを感じて頂ける様に、出来る限り自然素材と無垢にこだわりました。
屋内全体の温度差を出来る限り小さくするために間取りを繋げました。間仕切りを最小限にし、
開放感を持たせました。天井は基本勾配天井の板張りとし、木の温もりに包まれて暮らして頂けるように施工しました。既存の梁を残し以前のお住まいの思い出を大切にしました。
キッチンスペースは、既製品と弊社オリジナルキッチンカウンター等を組み合わせ、収納力と使い勝手の良さを考えました。
玄関ドアは、あえて既製品ではなく手作り建具としました。木が大好きなお施主様でした。すべてにおいて、木の温もりにこだわりを持たれました。お施主様の思いがいっぱい詰まった温かいお住まいが完成致しました。新しくうまれかわった空間で、日々のくらしが穏やかに営まれますように。