田邊工務店の日々*代表 田邊のブログ
2023.01.18
セミナーにて
岡田好勝師主宰の家学塾に参加させていただき
古代は、焚き火で気温を暖める手段はあっても冷やす手段はなく、
夏の暑さをしのぐための家作りがされていました。
現代は、エアコンというすぐれた住宅設備のおかげで、冷やすという手段も容易になりました。
屋内の快適な温度は、それぞれの感覚の違いはありますが、夏は26℃、冬は23℃くらいでしょうか。
夏と冬の内外の温度差を考え直してみると、夏の最高気温を40℃、冬の最低気温を0℃とした時に、
内と外の温度差は、夏に比べて冬の方が随分大きくなります。
夏はお昼前から夕方までの時間帯の温度差が大きく、冬は夕方から翌朝まで、温度差が大きくなる時間帯が続きます。
温度差が大きい時間帯も冬の方が長くなり、家族が在宅する時間帯の多くは夜になります。
今の時代、冬場、省エネルギーを実現しながら暖かく、屋内の温度差が少なく暮らせる家づくりをすることが
年間のトータルで考えると、電気代を抑えることができ、身体への負担が少なくなることで、健やかに暮らせます。
その時代の環境変化に合わせて、それぞれのご家族の暮らし方に寄り添った設計ができれば最良なのですね。
私なら、素敵な景色が眺められる場所に窓を一か所、設けて欲しいな。
そして、季節の花を景色に一輪添えてみたいです。
愛東町 茶房茶くらさんの窓辺。