田邊工務店の日々*代表 田邊のブログ

2023年06月

2023.06.27

まもなくオープン

 武久商店さんの移転オープンが近づいて参りました。
東近江市東中野町から中野町へのプチ移転です。
先代が以前、茶葉の加工、仕上げに使っていた工場を店舗にリニューアルする工事も完工。
まだまだ、準備段階の中で少しだけ様子をお伝えします。

玄関横のイルミネーションが可愛い。

敷地の横に、グリーンを植栽。

事前準備は、2月後半から始まりました。
そして、4
月3日から本格的にスタートしました。
旧店舗の建具や照明、ショーケースなどを再利用したいとのご希望でした。
どの部分に配置するかは、設計担当者さんのセンスの見せ所でした。
新設される部分、もとの工場の素材をそのまま残す部分、旧店舗からの再利用部分。
難易度は、中々のハイレベルでした。
施主様のこだわりも強くて、現場での打ち合わせも、かなり熱い時間になっていたのではと…。

築年数六十年ほどの工場は、今ではお目にかかれないほどの立派な梁や柱で構成されています。
埃が被っていた空き屋状態の工場でした。まずは、クリーニングするところから。
既存の窓や外壁はそのままに、内部は新たな壁を必要な部分に立ち上げました。
立派な梁は、磨いてオイル塗装を施し、より味のある風合いになりました。
厚みのある床材は、先代の仕事を支えてきた存在。そして、これからも。
土壁だった壁と天井も残す部分、ボード張りにクロス仕上げの部分、合板仕上げの部分など
用途によって様々ですが、なんだか上手く合っています。
全容を皆様にお見せするのが待ち遠しいです。

茶葉の販売と抹茶パフェやかき氷、ドリンクのテイクアウト専門店として再スタート。
オープンの7月6日に向けて、絶賛準備中の店内は、店主さんを始めスタッフの方々大忙しです。がんばれ~。

梅雨空の雲の切れ間から朝日が。

忙しい時ほど、ふう~と深呼吸。

2023.06.25

水無月の終わりに

 梅雨本番、湿度の高い日が続いていますが、皆様いかがお過ごしでしょうか。

午前4時ごろ、ふと目覚めると朱に染まる空がありました。
スマートフォンを手に、裏の蓮池に。

6月最終の日曜日、素敵な景色に出会えました。

2023.06.16

ヤマトシロアリのこと

 東近江市でシロアリ被害のお問い合わせをいただきました。
普段使用ぜず、閉め切っておられた部屋の建具が傾いていることに、ふと疑問を持たれました。
開けてみると、敷居がシロアリ被害にあっていたとのこと。
食害でもろくなった敷居が、建具の重みを支えることができなくなっていました。
シロアリ被害は、敷居以外にも広がっていました。

滋賀県に生息するシロアリは、ヤマトシロアリが主です。小さな集団を作りながら活動し
他の集団と合併することはなく、各集団が個々に活動するという習性を持っています。
なのでヤマトシロアリの被害では、家が倒壊するような被害にまで至ることは、ほぼないということ。

目をもたないシロアリは、物体に沿って移動をします。
自分の身体が空気に触れないように、土で道筋を作りながら進みます。
環境の変化に対応することも苦手、空気に触れると死んでしまうデリケートな生き物です。

なので、お住まいの近くでシロアリを見かけても大きな心配はご無用です。

今回の被害では人の出入りもほぼなく、閉め切られた部屋で風が通ることもなく、冬場は蓄冷された室内が結露を繰り返し
夏場は、温かく湿った空気が床下に流れ込んで、基礎や束に結露が起きていたと思われます。
床下の環境の変化が少ないこの地で、他の生き物と共存しながら、静かにそっと営みを繰り返していたようです。

柱にも被害がありましたが、柱の交換は大きな工事になりすぎるので、柱の補強の目的で壁を新たに増やしました。
部分的に基礎を増設、木の束から鋼製束に交換、土台、根太、床板、敷居も新しい材を使用、畳も新調しました。

使っておられないお部屋も閉め切らず定期的に畳を上げてみたりの点検が、防蟻対策として有効ですね。

自然は時に脅威を感じることもありますが、癒しも。

この季節の癒しの代表選手紫陽花。鮮やかな色合いも素敵ですが、柔らかな白に心がめっちゃ♡

有限会社 田邊工務店

木造注文住宅の設計施工請負 ・増築・リフォーム・補修・外構工事

事務所所在地
〒529-1401 滋賀県東近江市五個荘石馬寺町273

事業所所在地
〒521-1331 滋賀県近江八幡市安土町石寺183


◉TEL:0748-48-5847 ◉FAX:0748-48-6128
◉MAIL:
info@tanabe-koumuten.com


営業時間 9:00‐19:00

LINE公式ページからの個別相談も受け付けております

田邊工務店LINE公式ページ