田邊工務店の日々*代表 田邊のブログ
2025.04.25
杉の無塗装
2015年、今から約10年前にお住まいの一階半分ほどをリフォームさせていただいたH様邸。
このたび、リフォーム時そのままだった和室を畳からフロアへと張替えさせていただきました。
杉の無塗装です。表面は浮造り仕上げになっております。
表面をこすって木目を浮き上がらせる技法により、年輪のデコボコを強調させ
木材に立体感と自然な風合いが生まれます。
素足で歩いた時の足裏に伝わる感触がとても柔らかくて、H様の熱烈なご希望でした。
見た目にも美しく仕上げのお掃除をしながら、惚れ惚れとしてしまいました。
取引の銀行さんから立派なお花をいただきました。
弊社は2005年の法人也から丸20年となりました。
多くの方々に支えていただき続けた年月です。深く深く感謝の気持ちでいっぱいです。
1963年、主人の父が田邊工務店を始めてから62年という年月が経ちました。
当時のことを知ることはできませんが、今のような便利な道具も機械も扱い易い材料もない時代のこと
どのような職種にも言えることだと思いますが、大変な思いをしながらの日々だったと想像します。
81歳になった主人の父の目に、今の時代がどのように映っているのでしょうか。
納得できる部分、許容できる部分。理解できないことも。様々な思いの中での今。
「いろいろなことがあったけど、無事に毎日を過ごせて幸せや。」
そんなふうに思ってくれると嬉しいなあ~~。
一緒に暮らしていると当たり前になってしまうけれど、元気で居てくれてありがとう。