田邊工務店の日々*代表 田邊のブログ
2025.10.30
霜降
 銅板葺きの玄関庇から雨漏りがしていました。
必要な部分の下地をやり替えて、ガルバリウム鋼板の立平葺きへと。
ビフォー
アフター
木目の細かいしっかりした構造材と銅の樋はそのまま残して、天井部分は下から張上げました。
垂木と垂木の間に、一枚づつ杉の羽目板を張っていく施工は、手間と根気が必要です。
そして、下から見上げた時に、木目が繋がって見えるように、一枚の羽目板が横一列に並ぶように
板の裏に番号を記し、作業を進めてくださいました。
大工さんが作業を終え帰られてから、お施主様と共にしばし天井を見上げました。
きれいに揃った木目から、思いが込められた仕事が、温かくじんわりと心に沁みました。
目に見えない思いが、目に見えるかたちを作るんだなあ~。改めて感じました。
ありがとうございました。
                

