コラム
2023.03.06
『これからの住まいと暮らしを考えてみませんか』 vol.5 主要動線上のバリアフリーへの配慮
加齢により身体機能が衰えると、小さな段差や暗い場所での転倒が起こりやすくなります。
家庭内事故をなくすためには、日常生活において移動しやすく転倒しにくい環境を作る必要があります。
おすすめのリフォーム
①床材の交換
・よく歩く経路の床材をすべりにくい素材に交換
・歩きやすく転んでも衝撃を緩和する衝撃緩和畳の導入
②手掛かりや手すりの設置
・伝って歩くことができるよう動線上に設置
③引き戸により空間を一体化
ドアと比べて通路が広くなり開放状態でも邪魔にならない
④段差の解消
・部屋同士の間仕切りをなくしひと続きの部屋にすることで床の段差をなくす
・ドアの下枠を段差のないものに交換
・床のかさ上げによる部屋間の段差解消
⑤収納スペースの確保
・物につまずかないよう各部屋に十分なスペースを設ける
⑥コンセントの位置を移動
電化製品のコードに足をひっかけることがないようにコンセントの位置の移動や露出のない配線ルートを確保
生活上で危ないと感じた場所や一日のうちで最も長く過ごす場所から見直しましょう。
事故の予防だけでなく活動的な生活を送ることにもつながります。
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