コラム
2023.12.18
内窓設置のメリット・デメリット
内窓とは
既存の窓の内側に設置する新しい窓のことを言います。
窓が二つ設置されたようになりサッシ枠も二つになります。
比較的短時間で取り付けることが可能で、リフォーム工事で多く採用されています。
内窓の設置は国による住宅省エネキャンペーン補助金の対象となっており、近年注目が高まっています。
内窓設置のメリット・デメリットについてご紹介します。
内窓を設置するメリット
1 断熱性が高くなる
2 防音性が高くなる
3 結露しにくくなる
4 防犯性が高くなる
内窓を設置すると既存の窓との間に空気層ができ、断熱性が高まります。
サッシ部分には熱が伝わりにくい樹脂を使用していることが多く、外気温が室内に伝わることを軽減してくれます。
また、気密性能が高まり防音効果もあります。
外気によって冷やされた空気と室内の暖かい空気が分かれることで室内側の窓の結露を防ぐ効果も期待できます。
窓が二重になることで犯罪者にとっては侵入しづらくなり、防犯性が高くなることもメリットの一つです。
内窓を設置するデメリット
1 価格が高い
2 開閉が大変になる
3 掃除に手間が掛かるようになる
かつて内窓に使われていたガラスは一枚物と言われる単層ガラスが主流でしたが、近年はペアガラス(複層ガラス)が多くなっており、それに伴い価格も高額になってきています。
また、開閉や掃除の際には手間が2倍になるというデメリットがあります。
しかし、これらのデメリットを踏まえても内窓を設置することによるメリットは大きく、当社では比較的手軽にできる省エネリフォームとして内窓の設置をおすすめしています。
国は熱損失が大きい窓の断熱性能を高めることで、冷暖房の使用を減らし住宅の省エネルギー性能を高めることを推進しています。
先日発表された「住宅省エネ2024キャンペーン」においても、内窓設置が補助金の対象となっております。
補助金を上手に利用して、お得に内窓を設置してみてはいかがでしょうか。