コラム

素材

2025.11.21

内装リフォームで理想の空間づくり

床、壁、天井など建物の内部を改修する内装リフォーム
選ぶ素材により個性が現れ、住む人の理想の空間づくりへとつながります。

クロスの貼り替え

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壁や天井の仕上げ材としてよく用いられるシート状のクロス(壁紙)
デザイン性が高く、消臭や汚れ防止などの機能性を持つものもあります。

部屋の用途や目的に応じて、床材やドアの色調と合わせて基本色を選びましょう。
明るい色は広く開放的に、落ち着いた色はリラックスできる空間を作ります。
ベースの色としては、グレー系、ベージュ系、白系が人気です。

昼夜でイメージも変わりますので、大きめのサンプルで時間帯を変えて確認するようにしましょう。

部分的に色柄を変えるアクセントクロスもおすすめです。

床のリフォーム

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床のリフォームには既存の床材を剥がして貼り替える「貼り替え工法」と既存の床材の上に新しい床材を重ねて貼る「重ね貼り(上貼り)工法」があります。
床材の種類や既存の床の状態などによってよりよい工法を選択します。

床材にはフローリングなどの木質系、クッションフロアやフロアタイルなどのビニル系、カーペットなどの繊維系があります。
寝転んだり座って過ごす場所には肌触りのよい木質系や繊維系、水回りなどにはビニル系など、用途に合わせて選びます。

それぞれの素材の特性や機能を知った上で選択するようにしましょう。

「貼る」と「張る」どちらを使う?

建築ではビスや釘で固定する場合には「張る」を、糊や接着剤などで固定する場合には「貼る」という漢字を使います。
ビスで固定するフローリング材は「張る」、糊で固定するクロスや接着剤を使うクッションフロアは「貼る」を用います。

「張る」には広げる、伸ばす、一面を覆う、いっぱいにするという意味があり、「貼る」には糊などで付着するという意味があることから使い分けられています。

幅木について

幅木とは壁と床の境目に取り付ける帯状の部材です。

壁を汚れや傷から守る「壁の保護」と床の隙間を隠して見た目を整える「見切り材」としての役割があります。

色は壁や床に合わせると空間に一体感が生まれすっきり見えます。
建具などに合わせてアクセントとする方法もあります。

サイズは壁の傷防止を重視するなら大きめを、空間を広く見せたい、目立させたくない場合は小さめを選ぶとよいでしょう。

壁・床と同系色の白い幅木

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床・建具に合わせた木目調の幅木

内装リフォームを進める際には、まずは居住空間に対するご家族の希望を確認しましょう。
WEBサイトやSNS、雑誌などでリフォーム後のイメージを明確にすることも大切です。
機能や素材についてはプロのアドバイスを参考にしながら、サンプルや展示場などを利用することもおすすめです。

内装リフォームで自分らしく快適に過ごせる理想の空間づくりを!

2024.06.28

畳を暮らしに取り入れてみませんか

近年、畳のある和室は減少傾向にある一方、根強い人気で畳にこだわったリフォームを希望される方も少なくはありません。

国産い草の畳表

外国産のい草を使った畳表が多い中、厳しい検査を受けて品質が保証された国産の畳表にこだわる方も。
中でも熊本県産は全国のい草の生産量のうちの90%を占めており、当社のお客様でも採用される方が多いです。

リビングに畳コーナー

リビングの一角に畳コーナーを設けるリノベーションも人気です。
小上がりの畳コーナーはベンチ替わりにもなります。
くつろぎスペースとしてだけでなく、ちょっとした作業を行う場としても大活躍です。

琉球畳でモダンに

半畳サイズの畳を市松模様に敷いた琉球畳は、モダンな印象です。
和に振り切るもよし、和洋折衷もよし。使い方次第でオリジナリティあふれる空間を作り出すことが可能です。

2024.06.28

玄関ドア事例集

外観のイメージを大きく左右する玄関ドア。

オリジナルで作成する方法もありますが、当社では気密・断熱性能の高い既製品を選ばれるケースが多くなってきています。
既製品とはいえデザインやカラーバリエーションは実に豊富です。

扉のデザインはシンプル、シック、ナチュラルなど様々なテイストのものが用意されています。
採光窓や取手のデザインなどを組み合わせると選択肢は多く、きっとお好みのものが見つかるはずです。

玄関ドアには引戸と開き戸があります。
それぞれのメリットについて、
当社の施工事例と共にご紹介します。

引戸の事例

YKK AP 「コンコード」シリーズ

引戸のメリット

間口にゆとりがあり、車いすやベビーカーでも余裕を持って出入りできる!

扉を開けるスペースがいらないので、出入りが楽!

お年寄りやお子さまでも開閉が簡単!

開き戸の事例

YKK AP 「ヴェナート」シリーズ

ドア(開き戸)のメリット

閉めた時に枠に扉がぴったりと押し付けられて気密性が高い!

枠と扉が密着する開き戸は防音性も高い!

小さな扉がセットになった親子ドアなどデザインの選択肢が多い!

ご家族の優先順位をまとめて、機能にもデザインにもこだわった自分らしい一枚を選んでくださいね。

2024.03.04

無垢フローリング材の種類と特徴

無垢のフローリングは木材の一枚板を使って作られた床材の一種です。
木の温かみを感じることができる無垢のフローリングは人気が高く、当社でも取り入れる方が多いです。 

無垢フローリングの特徴

①木の香りや温かみを感じることができる
②木目や色合いが自然で落ち着いた雰囲気を与える
③時間が経つことで色合いが変化して経年変化を楽しめる
④調湿作用

一方、複数の木材の薄い層からなる合板フローリングは安定性があり、比較的安価という長所があります。
好みや予算、用途に応じて選ぶとよいでしょう。

無垢のフローリングは使用される木材により特徴があります。
主に使われる木材の種類と特徴を当社の施工例と共にご紹介します。
床材を選ばれる際の参考になさってください。

杉の無垢材

柔らかく弾力性に優れ、加工性がよいのが特徴です。
独特の香りを好む方も少なくはありません。

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松の無垢材

幅広く使われています。
写真は国産のカラ松を使用していますが、レッドパインやラジアータパインなど種類が豊富でそれぞれ木目の特徴が異なります。

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サクラの無垢材

木目がやさしくピンクの色味が特徴です。
比較的赤身の強いものから白っぽいものなど様々な色合いがあります。

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カバの無垢材

キメ細かい木目で美しい木肌が特徴です。
傷や水に強く頑丈で、適度な硬さが足や腰に負担が掛かりにくいと言われています。

2023.12.18

内窓設置のメリット・デメリット

内窓とは

既存の窓の内側に設置する新しい窓のことを言います。
窓が二つ設置されたようになりサッシ枠も二つになります。
比較的短時間で取り付けることが可能で、リフォーム工事で多く採用されています。

内窓の設置は国による住宅省エネキャンペーン補助金の対象となっており、近年注目が高まっています。
内窓設置のメリット・デメリットについてご紹介します。

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内窓を設置するメリット

1 断熱性が高くなる
2 防音性が高くなる
3 結露しにくくなる
4 防犯性が高くなる

内窓を設置すると既存の窓との間に空気層ができ、断熱性が高まります。
サッシ部分には熱が伝わりにくい樹脂を使用していることが多く、外気温が室内に伝わることを軽減してくれます。
また、気密性能が高まり防音効果もあります。
外気によって冷やされた空気と室内の暖かい空気が分かれることで室内側の窓の結露を防ぐ効果も期待できます。
窓が二重になることで犯罪者にとっては侵入しづらくなり、防犯性が高くなることもメリットの一つです。

内窓を設置するデメリット

1 価格が高い
2 開閉が大変になる
3 掃除に手間が掛かるようになる

かつて内窓に使われていたガラスは一枚物と言われる単層ガラスが主流でしたが、近年はペアガラス(複層ガラス)が多くなっており、それに伴い価格も高額になってきています。
複層ガラスは単層ガラスよりも重く、力の弱い方には開閉が大変という声も聞かれます。
また、開閉や掃除の手間が2倍になります。

しかし、これらのデメリットを踏まえても内窓を設置することによるメリットは大きく、当社では比較的手軽にできる省エネリフォームとして内窓の設置をおすすめしています。

国は熱損失が大きい窓の断熱性能を高めることで、冷暖房の使用を減らし住宅の省エネルギー性能を高めることを推進しています。
国の「住宅省エネキャンペーン」においても、内窓設置が補助金の対象となっております。
補助金を上手に利用して、お得に内窓を設置してみてはいかがでしょうか。

2023.12.08

ガルバリウム鋼板を外壁に使うメリット

ガルバリウム鋼板は金属素材の一種です。
屋根材や外壁材として様々な商品が販売されており、当社においても近年、採用する方が増えています。

ガルバリウム鋼板の特徴と外壁に使用するメリットについてご紹介します。

ガルバリウム鋼板の特徴

金属鋼板を亜鉛とアルミニウムとシリコンでメッキしたものをガルバリウム鋼板と言います

アルミニウムの持つ耐久性・耐熱性と亜鉛の犠牲防食作用を合わせ持つため、さびにくく耐久性に優れています。
また、軽量で地震の際の負荷が少なく耐震性に優れています。
シャープでスタイリッシュなデザインを好んで採用される方も少なくはありません。

ガルバリウム鋼板を外壁に使うメリット

①金属素材でありながらさびにくい
②薄くて軽量なので扱いやすく耐震性に優れている
③カラーバリエーションが豊富
④耐久年数が長い

デメリットとしては窯業系サイディングと比べるとデザインの選択肢が少ないことが挙げられます。
部分的にガルバリウム鋼板を使用して窯業系サイディングや木製の素材との組み合わせを楽しむのもよいかもしれません。
鉄道がある地域や沿岸部などでは錆が出やすいため、使用に注意が必要です。